パライバトルマリン [天然石]
今日は本家本元の
パライバトルマリン(Paraiba Tourmarine)
のお話です。
トルマリンというとルベライトやショールなど色々ありますが、
パライバトルマリンは鮮やかなネオンブルーが特徴です。
1989年にブラジル人のハニエルという人が
ブラジルのパライバ州・バターリャ鉱山で発見しました。
産地としては一番はバターリャ鉱山が有名ですが、
実際はパライバ州と隣のリオグランデ・ノルデ州にまたがる
アナパルド・デ・ボルボレナ山脈
が唯一の産地だそうです。
この山脈のパライバ州側にバターリャ鉱山が、
そしてリオグランデ・ノルデ州側にバレーリャス鉱山が存在しています。
(また、同リオグランデ・ノルデ州に存在するクィントス鉱山という場所からも
パライバトルマリンは産出されたようですが、現在は閉山してしまったそうです。)
ただ、バターリャ鉱山からの産出は激減したため、
バレーリャス鉱山が現在需要に応えているようです。
・・・それでも産出量は少ないのでしょうね・・・。
リアルショップの方も出始めた頃よりもかなり値段が跳ね上がったというし。
さて、このトルマリンはアルミニウムとリチウムとホウ素の珪酸塩化合物で
化学組成は
Na(Li,Al)3Al6B3Si6O27(OH,F)4
となっています。
特徴的なネオンブルーの色は銅に起因するものですが、
この銅元素は加熱処理で青みがより鮮明になるために
現在では加熱処理が当たり前になっているようです。
また、このネオンブルーの色が特徴的なパライバトルマリンですが、
2006年5月1日から
銅及びマンガンを含有するブルー~グリーンのエルバイトトルマリン
(産地は問わない)
がパライバトルマリンと定義されたそうです。
ただ、”パライバトルマリン”の名前は当初発見された地名に因んでいるのであって、
産地を特定するものではない・・・ということです。
最近アフリカ・モザンビークのリゴーニャ鉱山等でも
パライバトルマリンが発見されていますが、
アフリカ産のパライバトルマリンは本家本元のものよりも色が淡くて
パンチが無いというか、独特のネオン感が薄いような気がします。
やっぱりあのインパクトのあるネオンブルーは本家が一番綺麗だと思います。
↑ 画像のリングは双方ともバターリャ産です。
ところで、パライバトルマリンというと、
5月の下旬に出かけたジュエリーフェアーで
ルースやジュエリーが販売されているのを見かけました。
お値段は・・・・とても手が出せるような代物ではありません(冷汗)
見るだけ&身に付けさせてもらうだけで満足しましたが、
その中で”面白い”と思った物はバイカラーならぬ
トリプルカラー(?)のパライバトルマリンでした。
結構トルマリンはウォーターメロンやバイカラー、パーティーカラーがあるので
それほど驚く事はないのでしょうが、
1つの石に3色のパライバトルマリンというにはびっくりしました。
勿論ネオンブルーがあるのですが、他にネオングリーン、
淡いパープルっぽい色の3色のグラデーションでした。
エメラルドステップカットの石が縦に置かれ、
その周りにメレダイヤが取り囲んでいるデザインのペンダントでしたが、
細工の丁寧さよりも3色のパライバトルマリンに目が釘付けになってしまいました。
ただ、個人的にはデザインがあまり気に入らず&
お値段が私の理解の範疇を超えていたので購買意欲が全く起きずでしたが・・・^^;ゞ
パライバトルマリン(Paraiba Tourmarine)
のお話です。
トルマリンというとルベライトやショールなど色々ありますが、
パライバトルマリンは鮮やかなネオンブルーが特徴です。
1989年にブラジル人のハニエルという人が
ブラジルのパライバ州・バターリャ鉱山で発見しました。
産地としては一番はバターリャ鉱山が有名ですが、
実際はパライバ州と隣のリオグランデ・ノルデ州にまたがる
アナパルド・デ・ボルボレナ山脈
が唯一の産地だそうです。
この山脈のパライバ州側にバターリャ鉱山が、
そしてリオグランデ・ノルデ州側にバレーリャス鉱山が存在しています。
(また、同リオグランデ・ノルデ州に存在するクィントス鉱山という場所からも
パライバトルマリンは産出されたようですが、現在は閉山してしまったそうです。)
ただ、バターリャ鉱山からの産出は激減したため、
バレーリャス鉱山が現在需要に応えているようです。
・・・それでも産出量は少ないのでしょうね・・・。
リアルショップの方も出始めた頃よりもかなり値段が跳ね上がったというし。
さて、このトルマリンはアルミニウムとリチウムとホウ素の珪酸塩化合物で
化学組成は
Na(Li,Al)3Al6B3Si6O27(OH,F)4
となっています。
特徴的なネオンブルーの色は銅に起因するものですが、
この銅元素は加熱処理で青みがより鮮明になるために
現在では加熱処理が当たり前になっているようです。
また、このネオンブルーの色が特徴的なパライバトルマリンですが、
2006年5月1日から
銅及びマンガンを含有するブルー~グリーンのエルバイトトルマリン
(産地は問わない)
がパライバトルマリンと定義されたそうです。
ただ、”パライバトルマリン”の名前は当初発見された地名に因んでいるのであって、
産地を特定するものではない・・・ということです。
最近アフリカ・モザンビークのリゴーニャ鉱山等でも
パライバトルマリンが発見されていますが、
アフリカ産のパライバトルマリンは本家本元のものよりも色が淡くて
パンチが無いというか、独特のネオン感が薄いような気がします。
やっぱりあのインパクトのあるネオンブルーは本家が一番綺麗だと思います。
↑ 画像のリングは双方ともバターリャ産です。
ところで、パライバトルマリンというと、
5月の下旬に出かけたジュエリーフェアーで
ルースやジュエリーが販売されているのを見かけました。
お値段は・・・・とても手が出せるような代物ではありません(冷汗)
見るだけ&身に付けさせてもらうだけで満足しましたが、
その中で”面白い”と思った物はバイカラーならぬ
トリプルカラー(?)のパライバトルマリンでした。
結構トルマリンはウォーターメロンやバイカラー、パーティーカラーがあるので
それほど驚く事はないのでしょうが、
1つの石に3色のパライバトルマリンというにはびっくりしました。
勿論ネオンブルーがあるのですが、他にネオングリーン、
淡いパープルっぽい色の3色のグラデーションでした。
エメラルドステップカットの石が縦に置かれ、
その周りにメレダイヤが取り囲んでいるデザインのペンダントでしたが、
細工の丁寧さよりも3色のパライバトルマリンに目が釘付けになってしまいました。
ただ、個人的にはデザインがあまり気に入らず&
お値段が私の理解の範疇を超えていたので購買意欲が全く起きずでしたが・・・^^;ゞ
パライバトルマリンは、お値段がはりますよね^^;
でも写真のネオンブルーのルースはやっぱり綺麗だな~。
by optimist (2008-07-29 22:53)
optimistさん、コメント有難うございます。
最近地金の高騰も手伝っているせいか、
パライバトルマリンになかなか簡単に手が出せない状況ですよね(汗)
その点、原石は小さいのですが、
オークションで比較的安く落札できたのでラッキーでした。
2個セットですが、特に小さい方がパライバ~の色をしていますね^^
by 小夜 (2008-07-30 13:10)