モルガナイトの名付け親の名前が由来 [ルース]
・・・ややこしいタイトルですが、今日は
クンツァイト(Kunaite)
のお話です。
このクンツァイトは宝石名で、鉱物名だと
スポジュメン(Sposumene:リチア輝石)
となります。
リチウムとアルミニウムのイノ珪酸塩鉱物であり輝石族の仲間です。
化学組成はLiAlSi2O6。
マンガンによってピンク色(又は薄紫色)を呈しています。
同じ仲間にはクロムによりグリーンに着色したヒデナイト(ヒデナイト)があります。
このクンツァイトの名付け親はジョージ・フレデリック・クンツ博士で、
アメリカ・カリフォルニア州でこの石を発見されたのを
地元の博士が誰よりも早く認知し発表したのでした。
彼はモルガナイトの名付け親である事でも有名です。
(モルガナイトについては博士が親交のあった
アメリカ2大財閥の1人で宝石コレクターのJ.P.モルガンの名前に因みつけました。)
ところで、鉱物名であるSpodumene(スポジュメン)のSpodとは
灰又は灰色
という意味があるそうで、実際図鑑を見ても普通のスポジュメンは
正直綺麗とは言いがたい不透明な色をしています。
実際にはこの鉱物はリチウムの主要資源鉱物で、
透明な宝石品質のものが研磨されてルースやジュエリーとして出ているのです。
さて、話が脱線しましたが、クンツァイトの名付け親であるクンツ博士は
この石に
カリフォルニア・アイリス
なる別名を考え出すほどクンツァイトの研究に熱心だったようです。
この博士は半世紀にわたってティファニー社の重役(最後は福社長)を務め、
またアメリカ自然史博物館の顧問役も務めて、
1932年に亡くなるまで生涯を宝石研究に捧げたそうです。
このような人たちがいるから宝石や鉱物研究の道がずっと続いているのですね。
今こうして新しい鉱物や宝石が発見されたり、
それぞれの石のデータが次々と明らかになってきているのは
地道な努力の賜物なんだと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
クンツァイト(Kunaite)
のお話です。
このクンツァイトは宝石名で、鉱物名だと
スポジュメン(Sposumene:リチア輝石)
となります。
リチウムとアルミニウムのイノ珪酸塩鉱物であり輝石族の仲間です。
化学組成はLiAlSi2O6。
マンガンによってピンク色(又は薄紫色)を呈しています。
同じ仲間にはクロムによりグリーンに着色したヒデナイト(ヒデナイト)があります。
このクンツァイトの名付け親はジョージ・フレデリック・クンツ博士で、
アメリカ・カリフォルニア州でこの石を発見されたのを
地元の博士が誰よりも早く認知し発表したのでした。
彼はモルガナイトの名付け親である事でも有名です。
(モルガナイトについては博士が親交のあった
アメリカ2大財閥の1人で宝石コレクターのJ.P.モルガンの名前に因みつけました。)
ところで、鉱物名であるSpodumene(スポジュメン)のSpodとは
灰又は灰色
という意味があるそうで、実際図鑑を見ても普通のスポジュメンは
正直綺麗とは言いがたい不透明な色をしています。
実際にはこの鉱物はリチウムの主要資源鉱物で、
透明な宝石品質のものが研磨されてルースやジュエリーとして出ているのです。
さて、話が脱線しましたが、クンツァイトの名付け親であるクンツ博士は
この石に
カリフォルニア・アイリス
なる別名を考え出すほどクンツァイトの研究に熱心だったようです。
この博士は半世紀にわたってティファニー社の重役(最後は福社長)を務め、
またアメリカ自然史博物館の顧問役も務めて、
1932年に亡くなるまで生涯を宝石研究に捧げたそうです。
このような人たちがいるから宝石や鉱物研究の道がずっと続いているのですね。
今こうして新しい鉱物や宝石が発見されたり、
それぞれの石のデータが次々と明らかになってきているのは
地道な努力の賜物なんだと思うと感謝の気持ちでいっぱいです。
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