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リチア電気石・2 [宝石・ジュエリー]

 電気石にはガーネットの様に色々な種類があり、
その中でもリチア電気石(リシア電気石)が宝石のトルマリンになる
・・・・というお話を書きましたが、今日もリチア電気石の続きです。

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 リチア電気石は珪酸塩鉱物の中のサイクロ珪酸塩の仲間です。
化学組成は

Na(Mg,Fe,Li,Mn,Al)Al(BO
Si18(OH,F)4
(本によってはNa(Li,Al)Al(BOSi18(OH)となってい場合もあります。)

含まれる元素によって様々な色調を示すのはご承知の通りです。
 この鉱物はレピドライト(リチア雲母)等、リチウムに富むペグマタイト中に
柱状結晶として算出されます。
なお、このリチア電気石は

エルバイト(Elbaite)

という英名で、
イタリアのエルバイト島で美しい結晶が採れた事に由来しています。
ちなみに、トルマリンという名前は”宝石の砂れき”を意味する
スリランカのシンハラ族の言葉”turamali”に由来しています。
様々ある色の中では、特に赤~ピンク色のトルマリンである

ルべライト

が高価です。
産地はブラジルやアフガニスタン、マダガスカル等があります。

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 ・・・さて、電気石にはいろいろな種類があると書きましたが、
調べてみると本当にいろいろな種類があってびっくりです。
今日取り上げたリチア電気石(エルバイト)をはじめとして

* 鉄電気石(ショールまたはスコール)
* 苦土電気石(ドラバイト)
* リディコア電気石(リディコアタイト)

等が有名なところですが、
他にも

* オーレン電気石(オーレナイト)
* 鉄灰電気石(フェルバイト)
* 灰電気石(ウヴァイト)
* フォイト電気石(フォイタイト)
* 苦土フォイト電気石(マグネシオフォイタイト)

・・・などという聞きなれない種類の電気石の名前もあります。
まだまだあるようで、名前だけ聞いても一体どんな石なのか
全く想像もつきませんorz
何でも、11とも13とも言われている鉱物種が含まれるというから
ガーネットの種類の多さで驚いている場合じゃないですよね。

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 宝石のトルマリンは
あのパライバトルマリンをはじめとして、ルべライト、インディコライト、
ショール、ドラバイト、バイカラー、ウォーターメロン、パーティーカラー
等がありますが、
不思議な事に、鉱物とは違って名前を見るとどんな石かが大体浮かびます。

・・・どうも思うに、私の頭の中ではトルマリンに関して、
宝石と鉱物(原石)の関連付けがいま一つのようです。
ガーネットについては大体関連付けが出来ているのですが・・・・。
やはり、宝石を知るには原石から知った方が良いですね。
頑張ります(汗)

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