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金・Gold・javal・・・ [宝石・ジュエリー]

 何を書こうかな~とあれこれ考えていたら浮かんだものがありました。
それは

金(ゴールド)

です。
ジュエリーやアクセサリーというと、
だいたい地金はプラチナシルバーが多いと思います。
時々ステンレスやチタンなどもありますが、
やはり王道は前記の3つではないかと・・・・。

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 その中でも特に金はK24からはじまって、K20、K18、K14、K10や
ピンクゴールド、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ローズゴールドなど、
種類が豊富ですよね。
これらは他の金属と混ぜて合金にすることによってできますが、
本来の金はどうなんだろう?・・・という事で、取り上げてみました。
 
 さて、加工した金は皆さん多かれ少なかれ
見かけたり実際にジュエリーやアクセサリーで持っていらっしゃると思います。
でも、おおもとの金ってなかなか見かけることはないですよね。
合金になる前の金は

自然金

と呼ばれる元素鉱物で、元素記号はAuとなっています。
この元素鉱物は金属、半金属、非金属の3つのグループに分かれ、
自然金は

* 自然銅(Copper)
* 自然白金(Platinum)
* 自然鉄(Iron)
* 自然銀(Silver)

と同じ金属グループです。
岩石中から粒状や針状、樹枝状で発見されるが、
砂金で発見されることも多いそうです。
産出量の多さでは南アフリカがトップで、順にオーストラリア、
アメリカ、中国、ペルー、ロシア・・・・と続きます。(2004年)

ちなみに、金山というと新潟の佐渡の金山が有名ですが、
日本での産出量は8,021kgで全体産出量の約0.3%となっています。
(世界合計では2,440,000kg)

 金は展性・延性(早い話がしなやかさ)に優れ、
化学的に不活性(化学的反応が低い)なので錆びないのが特徴です。
そのために宝飾品の材料として使われていますが、
実際のところ必須ミネラルのカリウムやカルシウム、鉄などと違って
人には必要のない元素なんですよね。

 さらに、金イオンは単体の金とは異なり酸化力が強いので、
時として接触皮膚炎などの金中毒が見られることがあります。
これは、金を使用したリングや、ピアス等のジュエリーを身につけている際に、
溶解した微量の金イオンによって引き起こされるもので、
この中毒は金イオンに対する過剰な免疫反応(アレルギー)が
形成されている人のみに見られるものです。

 金も一見安心なようで、そうでもないんだな~と考えさせられます。
今のところ私は身に着けていても何のアレルギーも出ないのが幸いですが・・・・。

 さて、最後にこんなお話を・・・。
金というと純度は24分率で表わされます。
純金はK24(または24金、24カラットという)なのですが、
(Karatこのカラットは宝石の質量を表わすカラット(Carat)とは違います。)
この数値は金の含有率によって変わっていきます。
つまり数値が低くなるほど金の含有率も少なくなるわけです。
(日本では純度99.99%以上の金を24金と表示して良いことになっているそうです。)

 ちなみに、自然金について24分率で表すと、

14~20金(砂金だと20~22金)

なのだそうです。
自然金は地下の熱水鉱床で生成されるのですが、
高温だと純度が比較的高くなるものの、
低温だと銀の含有率が高くなってしまうからだそうです。

自然金というと、24金というイメージがあったのですが、
このお話にはびっくりしました@@;


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optimist

小夜さん、こんばんは。
砂金って20~22金なんですか~
知りませんでした。勉強になります。( ..)φメモメモ
by optimist (2008-08-29 22:31) 

小夜

optimistさん、いつもありがとうございます。
レスが遅くなってしまってすみません。
私も砂金や自然金は24金だと思っていたので唖然としました。
でも、ジュエリーやアクセサリーは18金や14金
(最近では地金高騰で10金)が普通なので、
20~22金でもすごいな~と思ってしまいます。

by 小夜 (2008-09-01 22:12) 

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