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腎臓状マラカイト [天然石]

 ルースも綺麗ですが、やっぱり天然のものは本来の姿・形でみたいですよね。
ルースで幾つか持っている物の中には、
本来の姿や形を実際には見た事がありません。
その様な訳で、ネットやリアルショップでは出来る限り原石で購入したいと思っています。
・・・と言っても、お財布との相談ですが・・・^^;ゞ

 さて、本来の姿を見た事のない石の1つだった

マラカイト(Malachite:孔雀石)

ですが、最近やっと原石をお迎えしました。
最近出かけるたびにお世話になっている東急ハンズでの購入です。

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高温スカルンとは? [雑記]

 スパー石の部分で高温スカルンが少々でてきましたが、
今日はその高温スカルンについてちょっと書こうと思います。
でも、いきなりこの話からだと何ですので、最初は

スカルン(skarn)

のお話から書こうと思います。
このスカルンとは

石灰岩や苦灰岩などの炭酸塩岩中に花崗岩などのマグマが貫入してきた際、
その接触部付近にできる鉱物の集合体(変成岩)

で、カルシウム、鉄、マグネシウム、アルミニウムなどに富む
珪酸塩鉱物(スカルン鉱物)ができます。
マグマから珪酸や鉄、アルミニウムなどが石灰岩の方に移動し、
石灰岩中のカルシウムと反応して鉱物ができるわけです。

 主なスカルン鉱物としては、

珪灰石(Wollastonite;ウォラストナイト)、灰鉄輝石(Ilvaite;イルバイト)
透輝石(Diopside;ダイオプサイド)、
灰礬ザクロ石(Grossular;グロッシュラー)、
灰鉄ザクロ石(Andradite;アンドラダイト)、透閃石(Tremolite;トレモライト)、
金雲母(Phlogopite;フロゴバイト)

等があります。

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モロッコ産のコバルトカルサイト [天然石]

 以前ご紹介したコバルトカルサイト(正しくはコバルトカルサイト/ドロマイト)ですが、
モロッコ産のコバルトカルサイトに比べるとやっぱり違うよな~と思っていました。

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この石はコンゴ産ですが、コンゴ産は圧倒的に

コバルトドロマイト(含コバルト苦灰石)

が多いという事ですし、
特徴としては一般的な傾向として

* コバルトドロマイトはコバルトカルサイトよりも色が濃い
* 結晶サイズは小さめで晶脈状に産する

そうなので、”やっぱり我が家の石はコバルトドロマイトだろうなぁーー;”と
思っています。
そうなるとモロッコ産のコバルトカルサイトにお目にかかりたいという気持ちが強くなり、
最近ネットなどで探していました。

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スパー石(スパーライト) [ルース]

 8月の月末に開催された名古屋のミネラルショーではいくつか購入してきました。
その中でもこれは?!と思ったものは

ネオンレインボーガーネット(アンドラダイトガーネット)

の原石と
 
スパー石(スパーライト:Spurite)

という石のルースでした。
本来なら、普段手に入らない原石を購入しようと思ったのですが、
岡山県の布賀産のスパーライトにふと目がとまった瞬間、
気になって仕方がなくなりました。

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 一見パッと見た眼はスギライト(杉石)に似ているのですが、
微妙に色合いや雰囲気が違うな・・・と漠然と思いながら、
お手頃な値段だったので思い切って購入しようと
数あるスパー石のルースの中から気に入った色のものを探していました。

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糸魚川石とあくなき探求心 [天然石]

 以前本を読んでいて、湯河原沸石(ユガワラライト)の名前を目にした事があります。
日本って小さい国土ながらも数多くの新鉱物が発見されているんですよね。
ちなみに、過日出かけた新潟県でも、

糸魚川石(Itoigawaite:イトイガワアイト)
蓮華石(Rengeite:レンゲアイト、レンジアイト)
松原石(Matsubaraite:マツバラアイト)
新潟石(Niigataite:ニイガタアイト)

があります。
いずれも細かく分けると異なりますが、大きく括ると珪酸塩鉱物。
翡翠の中にひっそりと存在していたものを
多くの研究者の方々によって発見されました。
(新潟石はダイアスポア含有ぶどう石内に含まれていた斜灰れん石のストロンチウム置換体だそうです。)

日本からは地名や日本人の名前がついた新しい鉱物が多々あります。
なかなか自分で採掘して発見する・・・という事は難しいですが、
それでも1つでも日本で見つかった新しい鉱物を実際に見てみたい・・・と思っていました。
そのような時に、ラッキーにもこの石たちの中から1つお迎えする事が出来ました。

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