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クレオパトラが愛した石 [宝石・ジュエリー]

 石って色々あって面白いなと思います。
含有されている成分によって色や作りが変わって出来上がる。
それらは人の手が加わらず自然だけの力で出来上がるのですから大したものです。
最近は人工石(人造石)も出てきていますが、
やはり本物には威風堂々とした雰囲気が漂っているな~と感じます。

 さて、今日は

エメラルド(緑柱石)

のお話です。

 

モース硬度は7.5~8と結構ありますが、
一定方向から強い力を加えると割れやすいという特性があるので
”弱い、欠けやすい(割れやすい)”と言われています。
また、内包物のないエメラルドは本当に稀少で

欠点の無い人間を探すよりも難しい

と言われているようです。
(例えば、コロンビア産は水・気泡・塩の入った三層インクルージョンで有名。)

そのため市場ではエポキシ樹脂をしみ込ませている含浸処理
傷などに樹脂を入れる充填処理をされた石が殆どなのが現状みたいです。
(日本の市場は含浸処理のエメラルドがメインだそうです。)
傷の無い物を見かけたら、天然か合成かのいずれかを考えた方が良いでしょう。

また、お手入れも超音波洗浄はしてはいけません。
エメラルドはそれだけ繊細な石なんですね。

 さて、そのエメラルドはクレオパトラが愛していて、
彼女は自分の領土に鉱山を持っていたほどだと言われています。
エメラルドをすりつぶしてアイシャドーとしても使っていたとも言われています。
(実際はマラカイトを使っていたようです。)

 それほど昔から登場していたエメラルドなのですが、
実は私はこのエメラルドも苦手でした(汗)
欠けやすい・割れやすいというのが一番の理由でしたが、
意外と強いという事が分かってからエメラルドというものに興味が出てきました。

それに、身につけれる自分が細心の注意を払えば良いことですし(*^^*)
そのような訳で、ようやくエメラルドデビューなるものをしました



ど~んと大きなエメラルドは予算の関係上購入できないし、
何よりも自分がオバさんであることを棚に上げて、
”大きなエメラルド=オバさんっぽい”というイメージがあったものですから、
最初は小粒から・・・とトホホな選択をしました
これなら初心者でも良さそうなエメラルドのリングかなと(^^;ゞ

小粒ながらもエメラルドには違いないので身につけた時は手元に注意しています。
普段あまり手元に注意を払うわない私にとっては良いことかもしれません(笑)
そして、昔あんなに苦手だったエメラルドグリーンも今は大好きになりました。
エメラルドが合う年齢になりつつあるという事なのでしょうか・・・。
それは嬉しいような悲しいような複雑な心境ですわ(ーー;) でも、いつかは大粒~♪

 エメラルドというとガーネットのように仲間が多いんですよね。
元々は鉱物名はベリルなのですが、このベリルは色が違うと名前も違います。
昨日書いたベスビアナイトも同じなのですが、
ベリルの方がメジャーなので多分名前を聞くと分かる方が多いと思います。

緑色のエメラルドを筆頭に・・・

透明:ゴシェナイト
淡い緑色:グリーンベリル
水色:アクアマリン
黄色:イエローベリル、ゴールデンベリル
黄緑:ヘリオドール
ピンク:モルガナイト
赤:レッドベリル、ビクスバイト


があります。
調べてみると濃い青色のマシンという名前のベリルもあるようで、
仲間の多さにはびっくりさせられます。
でも、アクアマリンやモルガナイトはよく耳にしますよね。
普段何気なく身につけている石がエメラルドの仲間だったとは・・・(@@)

 という事はアクアマリンもモルガナイトも
身につける時は注意しなくちゃいかんですな・・・。
でも結局は硬い石も軟らかい石も全部ひっくるめて注意が必要なんでしょうね。
長く身につけるには石を大事にしなくちゃいけないと再確認させられました。


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