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1つの石に複数の名前 [宝石・ジュエリー]

 石は種類によっては2つも3つも名前を持っているものもあって
時々ややこしいと思ってしまいます。
一人の人間に本名と芸名やペンネーム、
ハンドルネームがあるのと同じような感じなのでしょうが、
どうも今ひとつピンとこないというか何というか・・・(汗)

今日はそんな石の事を書きたいと思います。

 さて、本日の主役は

ベスビアナイト(ベスブ石)

です。
あまり聞きなれない石ですが、私もお迎えして初めて存在を知りました。
私が当初この石を見つけたのはオークションでした。
エメラルドのカットでよく見かけるステップカットで登場していましたが、
ややまったりしたお抹茶色に惹かれて落札しました。



 その時の名称はベソナイトとなっていて、
その名前も今まで聞いた事がなかったのでどのような石なのか興味津々でした。
でも、どこを調べてもこの石が見つからないのです(汗)
当時はこのまま分からないまま不思議な石で終わってしまうのかと思っていました。

 暫くして再度調べてみるとこのベソナイトは
ベスビアナイトの別名だという事が分かったのです。
(参考までに、似たような名前でヘソナイトという石もありますが、
その石はガーネット(グロッシュラーガーネット)の仲間です。)
そう言われてみると、時々レアストーンだといって見かけるベスビアナイトと
私のベソナイトの色がよく似ています。
特に透明度の無いルースは本当にソックリ。

という事で我が家のヘソナイトは実はベスビアナイトだったんだ・・・とナゾが解けました。
ちなみにベスビアナイトは鉱物が発見されたイタリアのベスビアス火山に由来します。
宝石名はアイドクレースと呼ばれているようです。
モース硬度は6.5だそうですが、身につける宝石としては軟らか過ぎるようです。
我が家のルースは不透明なのですが、ネットでは透明度の高いルースも見かけます。

きっと加工するとしたら指輪よりもブローチやペンダントだったら
あちこちぶつけて欠いてしまうという心配も少なくなるかなと思いますが、
加工時に欠けてしまう可能性もありそうですよね。
そう思うとヘタに加工をお願いするより眺めていた方が良いのかもしれませんね。

 ちなみにこちらのベスビアナイトは通常は緑色~淡黄緑色のようですが、
時々青や赤等の違う色を示すこともあるようです。
それらの石はシプリンやクサンサイト等とそれぞれ違う名前を持っているようで、
まったくもってややこしい話です(ーー;)

色ごとに名前が違うというとベリルやガーネットの一族を思い出しますが、
これらの石は比較的名前が知れ渡っているせいもあって
あまりややこしさを感じません。
きっとベスビアナイトの一族も世の中にたくさん出回っていれば
名前が聞き慣れてややこしさを感じる事も少なくなるのでしょうね^^


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