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カラーダイヤモンドは奇跡の産物 [宝石・ジュエリー]

 ここ暫くダイヤモンドのお話を書いていますが、
今日はカラーダイヤモンドについて書こうと思います。
ダイヤモンドというと無色透明の石が真っ先に頭に浮かぶかと思いますが、
色のついたダイヤモンドも存在します。

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 最近はブラウンカラーのダイヤモンドを頻繁に見かけるようになりましたが、
他にもピンクやブルー、カナリアイエロー等のダイヤモンドがあります。
よくトリートメントされたカラーダイヤモンドは見かけますが、
天然のナチュラルカラーダイヤモンドはごく僅かしか産出されず稀少な存在です。

 過日受講した講座で天然のカラーダイヤモンドを見せて貰いましたが、
やはりトリートメントされたカラーダイヤモンドと違い柔らかな色をしていました。
1mm程度の本当に小さなものから5mmの大きなものまで、
イエローやブルー、ピンクなどといった色とりどりのルース。
でも、その柔らかな色は強い輝きに負けない発色であるのが印象的でした。
 
 そんな、透明のダイヤモンドとはまた違う魅力を持つカラーダイヤモンドですが、
炭素の元素鉱物であるダイヤモンドに窒素やホウ素が含有したり、
格子のゆがみによって色が出るというのです。 まさしく、自然の妙ですよね。

 講座では表で説明を受けたのですが、ブログでは書いて説明を・・・(汗)
ダイヤモンドには2つの型があり、その中には2つのタイプがあるそうです。
合計4つのタイプに分かれるのですが、以下の通りに分類されます。

Ⅰ型・aタイプ・・・窒素を含む通常のダイヤモンド
Ⅰ型・bタイプ・・・カナリーイエローのダイヤモンド
Ⅱ型・aタイプ・・・ブラウンダイヤモンドとピンクダイヤモンド
Ⅱ型・bタイプ・・・ホウ素を含むブルーダイヤモンド

 Ⅰ型・aタイプは均質に規則正しく配列している炭素原子の中に格子欠陥があり、
その部分に複数の窒素が含まれているダイヤモンドを指します。
この窒素が少なければ透明に近くなり、多くなるほど黄色みを帯びてきます。

 Ⅰ型・bタイプのダイヤモンドは窒素が入るには入るのですが、
複数ではなく単数であるのが特徴のようです。
単数であることによって稀に鮮やかなカナリアイエローになるとの事です。
Ⅰ型全体を100と見ると、aタイプが99.9に対しbタイプが0.1との事なので、
かなり貴重な存在の色であることは間違いないと思います。
(aタイプも窒素が多くなるにつれてイエローになるのですが、
bタイプのイエローとは違いやや優しい雰囲気のイエローです。)

 Ⅱ型・aタイプについては格子の歪みによって色が発現するダイヤモンドです。
歪みが大きいとブラウンカラーになり、程よい歪みだとピンクカラーになるそうです。
程よい歪みというのがどの程度なのか分かりませんが、
普段あまりピンクカラーを見かける機会が少ないところを見ると、
なかなかピンクカラーになる歪みの条件というのは厳しいのだろうと想像しています。

 そして、Ⅱ型・bタイプについては格子欠陥部分にホウ素が加わることにより
ブルーカラーになったダイヤモンドを指しています。
最近鮮やかな色味のブルーダイヤモンドを見る機会が増えてきましたが、
私が見た実際の天然ブルーダイヤモンドは
ネットなどで見かける様な鮮やかな色味ではありませんでした。
鮮やかな色味のダイヤモンドは殆どがトリートメントされていると思います。商品説明にも書かれていますし。

 ・・・もしかしたら鮮やかなブルーカラーの天然ダイヤモンドも
どこかに存在しているかもしれませんが、
雰囲気としたらモンタナサファイアの様な落ち着いた渋めの色で、
鮮やかなブルーというよりもグレー寄りのブルーという感じでした。
それでも、流石はダイヤモンドで輝きは非常に強かったのが印象的でした。

 さて、今回はイエロー、ブラウン、ピンク、ブルーのダイヤで話が進みましたが、
他にも赤やグリーン、オレンジやパープルなどのカラーもあります。
これらが何型のどのタイプに分類されるかを聞かなかったのは失敗でしたが、
私としてはいずれもⅡ型・bタイプなのでは・・・と想像しています。
・・・どんなものなのでしょうか?

 次回は3ヵ月後にサファイア編が開講されますが、
その際にチャンスがあれば聞いてこようと思います。
忘れないようにどこかにメモっておこうっと・・・φ(..)

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