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ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73:第二楽章 [宝石・ジュエリー]

 ・・・今日もしつこくインペリアルトパーズのお話です。
第三楽章まで続くのだろうか?・・・・(冷汗)
 さて、昨日は名前の由来に終始してしまいましたが、今日は”タイプ”のお話です。

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 時々トパーズに関しては

FタイプOHタイプ

と言う2つのタイプの名前を耳にする事があると思います。
このタイプは一体何なのでしょうか?
・・・実はこのタイプ、鉱物の組成に関係しているのです。
 トパーズの化学組成は

AlSiO(F,OH)

で、アルミニウム珪酸塩とフッ素(F)や水酸基(OH)の化合物なのですが、
フッ素と水酸基の割合によってタイプが分かれるのです。
水酸基の割合が多いOHタイプは
フッ素の割合が多いFタイプよりも屈折率が僅かに高く、
特にオレンジ・イエロー(シェリーカラー)のものにインペリアルの冠が付きます。
(現在はピンクカラーの石もインペリアルの冠がつきます。)

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 ただ、極上のレディッシュ・オレンジが極めて少ないため、
希少性がやや劣るオレンジッシュ・イエローが主流となっているそうです。
ちなみに、イエロー系のトパーズはFタイプにもあるのですが、
その石は残念な事にイエロートパーズと呼ばれています。
タイプが違うだけでこうも違ってしまうのですね・・・。

 さて、OHタイプのトパーズは加熱・放射線照射等の処理を施さなくても
十分美しい石が多く、長時間光に曝しても褪色しないと言われています。
その反面、劈開性が強いために衝撃に大変弱いと言う欠点もあるそうです。
ですから、取り扱いには十分注意が必要です。

・・・比較的硬いから大丈夫だと思っていたのですが、
こういう弱点もあったのか・・と再認識ですわ。
気をつけなくちゃいかんですな(ーー;)

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