SSブログ

マリモのようなカバンサイト [天然石]

 天然石を見ていると、時々可愛らしい形のものがあります。
見た瞬間に思わず”可愛い~[ハートたち(複数ハート)]と呟いてしまった石、

カバンサイト(カバンス石、カバンシ石)

今日はこのカバンサイトについてお話したいと思います。

1564232

カバンサイト(CAVANSAITE)と言う名前は

カルシウムからCA
バナジウムから
珪素からSi

・・・と含有する幾つかの元素の名前をとって繋ぎ合わせた名前だそうです。
カバンサイトは珪酸塩/フィロ珪酸塩に分類され、
化学組成はCa(VO)Si10・4H
カルシウムとバナジウムの含水珪酸塩鉱物であることから納得です。
(この鉱物の種類にはペンタゴナイトという石もあります。)

 標本として最良の石が産出されるのはインドブーネという所だそうです。
きっと形の良い綺麗な石が沢山産出されるのでしょうね。
他に産出する場所はアメリカ・オレゴン州にあるレーク・オウイヒー州立公園等だそうです。

続きを読む


nice!(1)  コメント(2) 

キリマンジャロの夕暮れとゾイサイト [天然石]

 昨日は珪酸塩/ソロ珪酸塩の仲間であるヘミモルファイト(異極鉱)と
ベスビアナイト(アイドクレース)のお話を書きましたが、
今日はソロ珪酸塩の仲間第2弾として、

ゾイサイト(灰簾石)

のお話を書きたいと思います。

1558056

 ゾイサイトの結晶は柱状で、成長した方向に平行な条線があるのが特徴です。
色も黄緑色や緑、白、緑褐色、灰色などの色調を示しますが
(塊状の桃紅色の石は桃簾石(テューライト;チューライト?)と呼ばれるようです。)
その中でもバナジウムを含んでサファイアブルーの色調を示す石が
一番価値があるとされています。

 そのサファイアブルーのゾイサイトが皆さんお馴染みの

タンザナイト

なのです。(画像の原石はピンクゾイサイト(マンガンゾイサイト、ピンクタンザナイト)です。)
1960年代にタンザニアで発見されたブルーのゾイサイトは、
宝石商ティファニーによってタンザナイトという名前で世界中に紹介され、
今日に至っています。

 タンザナイトの名前の由来は、
石の色がタンザニアの夕暮れに似ていることから”タンザニアの夜”をもじって
タンザナイトになったとか、
国名と石を意味する”~ite”の合成語とも言われていますが、
いずれにしてもタンザナイトという名前はプロモートネームであって鉱物名ではありません。

 でも、こんな素敵なプロモートネームを付けたティファニーさんってセンスがありますね。
(グリーン・グロッシュラー・ガーネットを”ツァボライト”と命名もしているんですよね。)

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 

和名は異極鉱 [天然石]

 鉱物の和名って知っていると石と名前が一致するのですが、
知らないと”どんな石だろう?”と考え込んでしまいます。
今日の石も英名(?)の名前は知っていたのですが、
和名を見てしばらく思考停止をしてしまいました・・・・(汗)

 和名を知らない石って沢山あるので、
石と名前が一致するように眺めまくらないといかんですね(苦笑)
さて、そんな思考停止の原因になった今日の石は

ヘミモルファイト(異極鉱)

です。

1625407 1625408

 この石はアメリカでかつてカルミンと呼ばれた2つの鉱物のうちの1つだそうです。
・・・で、カルミンって何だろう?と思い調べてみたのですが、
エンジムシ(カイガラムシ)から得た赤い天然色素のようですが、
鉱物としてのもうひとつのカルミンがどうしても見つかりません(冷汗)

 現在カルミンは化粧品の色材などに使われているので、
ヘミモルファイトも粉末・精製された後に使われているのかしら?と思うのですが、
何となく見当違いのような気がします・・・orz

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 

薔薇色の塩 [天然石]

 普段は身に付けたり眺めたりする石について書いていますが、
今日はちょっと方向を変えて食べる石

岩塩(ロックソルト、ハライト:HALITE)

のお話を書きたいと思います。
塩というと、海水を蒸発させて出来る天然塩や
塩化ナトリウムが主成分の精製された食塩など様々ありますが、
大地や山から塩が取れるとは面白いですよね。

1539690

 以前我が家ではアジシオや食塩を使っていたのですが、
食塩から天然塩に切り替えて現在は岩塩と天然塩のダブルで使っています。
岩塩もドイツアルプスで採れた白い岩塩(品名:アルペンザルツ)と
パキスタン(多分ヒマラヤ)で採れた淡いオレンジピンクの岩塩(ローズソルト、
品名:ヒマラヤの岩塩)の2種を使っています。

 白い岩塩は既に細粒になっているのでそのまま使えますが、
ローズソルトは粗粒なので透明プラスチックのソルトミルに入れて、
使う時だけひいています。
ひいてしまえば普通の塩になりますが、
粗粒の時のロースソルトはとても可愛らしい色合いをしています。

続きを読む


nice!(2)  コメント(0) 

続・華麗なるクリスタル一族 [天然石]

 今日もクォーツ(ロッククリスタル)のお話です。
昨日のブログで”後日書きます”とか言っておきながら、
タイミングが良いと思ったので早速書く私・・・・(^^;ゞ
今日のお話は昨日ちょっと名前が出てきました

リチウムクォーツ

を書こうと思います。
 昨日のファントムクォーツのお話の中で、
赤褐色や白色、緑色などがあるということを書きましたが、
今日登場のリチウムクォーツは赤褐色のクォーツです。
色の原因は名前の通りリチウムや鉄が起因しています。
(時々通常のクリスタルにリチウムを蒸着させたものもあるようです)

1535587

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 

華麗なるクリスタル一族 [天然石]

 今日は小休止ということで、さらりとクリスタルのお話をしたいと思います。
・・・といっても以前クリスタルについてがっつり(?)書いたので、
今日書く内容は去年、今年とお迎えしたクリスタル一族をご紹介したいと思います。
まずは去年お迎えした一族です。

1532777  1532778

 こちらの2つは中津川市鉱物博物館で出会いました。
アメシストはブラジル産、ファントムクォーツはマダガスカル産なのですが、
アメシストは何となくセプタークォーツ(松茸水晶)っぽい雰囲気が可愛らしく、
ファントムクォーツはグリーンのファントムに惹かれました。

 ファントムクォーツは成長途中の端面に気泡や他の微小結晶が集積し、
色合いがわずかに変化したものがファントムとして見られます。
私は今まで白いファントムのクォーツしか見たことが無かったのですが、
今回購入したものは綺麗なグリーン。
ファントムも白だったり赤褐色だったり、グリーンだったり・・と色々な色があるようです。

 ちなみに赤褐色は様々な鉄酸化物、青色はリーベック閃石、
白色は気泡や水泡を含有していることが原因のようです。
ちなみにグリーンは緑泥石を含有していることが原因だそうですが、
購入したファントムクォーツは大変綺麗にファントムが出ているのでお気に入りです[揺れるハート]

 実は手持ちには赤褐色のファントムが入ったクォーツ(チリウムクォーツ)があるのですが、
その石につきましてはまた後日書こうと思います。
(アメシストについてはこちらをご覧下さい^.^b)

1532779

 そして、こちらは博物館のイベント”宝探し”で見つけたクォーツです。
土の中に隠されたクォーツを探すのですが、
なかなか大きなモノが見つからないんですよね。
約1時間で探さなければならず、さらに探した中から1つだけしか持ち帰れないので
主人と必死になって探しました(^^;)

でも、実際に天然石を採取しに行くのはなかなか難しいので、
こうしたお宝探しは採取しに行った気分になれて良かったですよ♪

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 

犬と海 [天然石]

 鉱物の博物館や展示館は県外にしかないと思っていたのですが、
灯台下暗しで地元にもしっかりありました[黒ハート]

ミュージアム鉱研 地球の宝石箱

という塩尻市にある施設なのですが、
ここがまた石が大好きな人にとってはよだれモノな場所です。
冬季休館していたこの施設が昨日オープンしたので出掛けたのですが、
そりゃもうたまりませんでしたわ。

閉館時間までずっと眺めていたい位でしたが、
他の用事もあったので後ろ髪を引かれつつ去りました・・・。
まだ中途半端な気候で館内は大きなストーブが焚かれていても寒かったので、
もう少し暖かくなって館内が快適になったら再度出掛けようと思います。

 ちなみに、この施設は鉱研工業株式会社というボーリング機器などの製造や
掘削やボーリングなどを行っている会社が経営しているようです。
・・・結構大きな石やエベレスト山頂の石が展示されていたりとスケールが少々違うのは、
会社の業務内容からして相当なコネクションが国内や海外にあるのではないか・・・と
帰宅途中の車内で主人とスケールの小さい話をして盛り上がってしまいました(汗)

 ところで、この展示館は原石や加工品の販売もしています。
種類が豊富でお手ごろな価格なので、これまたうれしい限りです。
結構国産の原石が沢山販売されていましたが、
私がこれを買わないわけがなく、思わずあれこれ購入してきました。
その中の1つに

オーシャンジャスパー

があるのですが、今日はジャスパーのお話をしたいと思います。

1517810

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ワニかガイコツか [天然石]

 今日はロッククリスタルの最終形態といわれている

エレスチャル

のお話です。
このエレスチャルはロッククリスタルよりも長い年月をかけて結晶したものです。

 

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

八面六臂のロッククリスタル [天然石]

 パワーストーンといって私が真っ先に思い出すのが

水晶(ロッククリスタル)

です。
3大ヒーリングストーンのラリマー・スギライト・チャロアイトやラピス・ラズリ等など
他の石もそれぞれパワーストーンとしての効果があると言われていますが、
水晶はなぜか他の石を超越しているような存在感を感じさせられます。

   

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

ビタミンカラーはパワーの源 [天然石]

  元気の無い時にはオレンジやグリーンのビタミンカラーは元気が出るような気がします。
時々こうしたビタミンカラーの色の石を身につけて元気を貰ったりしていますが、
私の中で一番元気を貰えているような気がする石があります。
人それぞれに身につけるだけで元気を貰える石があると思いますが、
私の場合は

タンジェリンクォーツ

です。
 現在オークションで落札したワイヤーワークのペンダントを身に付けていますが、
サンストーンやオレンジムーンストーンの色味とはまた違ったオレンジカラーが
大変心地よく感じます。


続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。