マリモのようなカバンサイト [天然石]
天然石を見ていると、時々可愛らしい形のものがあります。
見た瞬間に思わず”可愛い~”と呟いてしまった石、
カバンサイト(カバンス石、カバンシ石)
今日はこのカバンサイトについてお話したいと思います。
カバンサイト(CAVANSAITE)と言う名前は
カルシウムからCA
バナジウムからV
珪素からSi
・・・と含有する幾つかの元素の名前をとって繋ぎ合わせた名前だそうです。
カバンサイトは珪酸塩/フィロ珪酸塩に分類され、
化学組成はCa(VO)Si4O10・4H2O。
カルシウムとバナジウムの含水珪酸塩鉱物であることから納得です。
(この鉱物の種類にはペンタゴナイトという石もあります。)
標本として最良の石が産出されるのはインドのブーネという所だそうです。
きっと形の良い綺麗な石が沢山産出されるのでしょうね。
他に産出する場所はアメリカ・オレゴン州にあるレーク・オウイヒー州立公園等だそうです。
見た瞬間に思わず”可愛い~”と呟いてしまった石、
カバンサイト(カバンス石、カバンシ石)
今日はこのカバンサイトについてお話したいと思います。
カバンサイト(CAVANSAITE)と言う名前は
カルシウムからCA
バナジウムからV
珪素からSi
・・・と含有する幾つかの元素の名前をとって繋ぎ合わせた名前だそうです。
カバンサイトは珪酸塩/フィロ珪酸塩に分類され、
化学組成はCa(VO)Si4O10・4H2O。
カルシウムとバナジウムの含水珪酸塩鉱物であることから納得です。
(この鉱物の種類にはペンタゴナイトという石もあります。)
標本として最良の石が産出されるのはインドのブーネという所だそうです。
きっと形の良い綺麗な石が沢山産出されるのでしょうね。
他に産出する場所はアメリカ・オレゴン州にあるレーク・オウイヒー州立公園等だそうです。
キリマンジャロの夕暮れとゾイサイト [天然石]
昨日は珪酸塩/ソロ珪酸塩の仲間であるヘミモルファイト(異極鉱)と
ベスビアナイト(アイドクレース)のお話を書きましたが、
今日はソロ珪酸塩の仲間第2弾として、
ゾイサイト(灰簾石)
のお話を書きたいと思います。
ゾイサイトの結晶は柱状で、成長した方向に平行な条線があるのが特徴です。
色も黄緑色や緑、白、緑褐色、灰色などの色調を示しますが
(塊状の桃紅色の石は桃簾石(テューライト;チューライト?)と呼ばれるようです。)、
その中でもバナジウムを含んでサファイアブルーの色調を示す石が
一番価値があるとされています。
そのサファイアブルーのゾイサイトが皆さんお馴染みの
タンザナイト
なのです。(画像の原石はピンクゾイサイト(マンガンゾイサイト、ピンクタンザナイト)です。)
1960年代にタンザニアで発見されたブルーのゾイサイトは、
宝石商ティファニーによってタンザナイトという名前で世界中に紹介され、
今日に至っています。
タンザナイトの名前の由来は、
石の色がタンザニアの夕暮れに似ていることから”タンザニアの夜”をもじって
タンザナイトになったとか、
国名と石を意味する”~ite”の合成語とも言われていますが、
いずれにしてもタンザナイトという名前はプロモートネームであって鉱物名ではありません。
でも、こんな素敵なプロモートネームを付けたティファニーさんってセンスがありますね。
(グリーン・グロッシュラー・ガーネットを”ツァボライト”と命名もしているんですよね。)
ベスビアナイト(アイドクレース)のお話を書きましたが、
今日はソロ珪酸塩の仲間第2弾として、
ゾイサイト(灰簾石)
のお話を書きたいと思います。
ゾイサイトの結晶は柱状で、成長した方向に平行な条線があるのが特徴です。
色も黄緑色や緑、白、緑褐色、灰色などの色調を示しますが
(塊状の桃紅色の石は桃簾石(テューライト;チューライト?)と呼ばれるようです。)、
その中でもバナジウムを含んでサファイアブルーの色調を示す石が
一番価値があるとされています。
そのサファイアブルーのゾイサイトが皆さんお馴染みの
タンザナイト
なのです。(画像の原石はピンクゾイサイト(マンガンゾイサイト、ピンクタンザナイト)です。)
1960年代にタンザニアで発見されたブルーのゾイサイトは、
宝石商ティファニーによってタンザナイトという名前で世界中に紹介され、
今日に至っています。
タンザナイトの名前の由来は、
石の色がタンザニアの夕暮れに似ていることから”タンザニアの夜”をもじって
タンザナイトになったとか、
国名と石を意味する”~ite”の合成語とも言われていますが、
いずれにしてもタンザナイトという名前はプロモートネームであって鉱物名ではありません。
でも、こんな素敵なプロモートネームを付けたティファニーさんってセンスがありますね。
(グリーン・グロッシュラー・ガーネットを”ツァボライト”と命名もしているんですよね。)
和名は異極鉱 [天然石]
鉱物の和名って知っていると石と名前が一致するのですが、
知らないと”どんな石だろう?”と考え込んでしまいます。
今日の石も英名(?)の名前は知っていたのですが、
和名を見てしばらく思考停止をしてしまいました・・・・(汗)
和名を知らない石って沢山あるので、
石と名前が一致するように眺めまくらないといかんですね(苦笑)
さて、そんな思考停止の原因になった今日の石は
ヘミモルファイト(異極鉱)
です。
この石はアメリカでかつてカルミンと呼ばれた2つの鉱物のうちの1つだそうです。
・・・で、カルミンって何だろう?と思い調べてみたのですが、
エンジムシ(カイガラムシ)から得た赤い天然色素のようですが、
鉱物としてのもうひとつのカルミンがどうしても見つかりません(冷汗)
現在カルミンは化粧品の色材などに使われているので、
ヘミモルファイトも粉末・精製された後に使われているのかしら?と思うのですが、
何となく見当違いのような気がします・・・orz
知らないと”どんな石だろう?”と考え込んでしまいます。
今日の石も英名(?)の名前は知っていたのですが、
和名を見てしばらく思考停止をしてしまいました・・・・(汗)
和名を知らない石って沢山あるので、
石と名前が一致するように眺めまくらないといかんですね(苦笑)
さて、そんな思考停止の原因になった今日の石は
ヘミモルファイト(異極鉱)
です。
この石はアメリカでかつてカルミンと呼ばれた2つの鉱物のうちの1つだそうです。
・・・で、カルミンって何だろう?と思い調べてみたのですが、
エンジムシ(カイガラムシ)から得た赤い天然色素のようですが、
鉱物としてのもうひとつのカルミンがどうしても見つかりません(冷汗)
現在カルミンは化粧品の色材などに使われているので、
ヘミモルファイトも粉末・精製された後に使われているのかしら?と思うのですが、
何となく見当違いのような気がします・・・orz
薔薇色の塩 [天然石]
普段は身に付けたり眺めたりする石について書いていますが、
今日はちょっと方向を変えて食べる石
岩塩(ロックソルト、ハライト:HALITE)
のお話を書きたいと思います。
塩というと、海水を蒸発させて出来る天然塩や
塩化ナトリウムが主成分の精製された食塩など様々ありますが、
大地や山から塩が取れるとは面白いですよね。
以前我が家ではアジシオや食塩を使っていたのですが、
食塩から天然塩に切り替えて現在は岩塩と天然塩のダブルで使っています。
岩塩もドイツアルプスで採れた白い岩塩(品名:アルペンザルツ)と
パキスタン(多分ヒマラヤ)で採れた淡いオレンジピンクの岩塩(ローズソルト、
品名:ヒマラヤの岩塩)の2種を使っています。
白い岩塩は既に細粒になっているのでそのまま使えますが、
ローズソルトは粗粒なので透明プラスチックのソルトミルに入れて、
使う時だけひいています。
ひいてしまえば普通の塩になりますが、
粗粒の時のロースソルトはとても可愛らしい色合いをしています。
今日はちょっと方向を変えて食べる石
岩塩(ロックソルト、ハライト:HALITE)
のお話を書きたいと思います。
塩というと、海水を蒸発させて出来る天然塩や
塩化ナトリウムが主成分の精製された食塩など様々ありますが、
大地や山から塩が取れるとは面白いですよね。
以前我が家ではアジシオや食塩を使っていたのですが、
食塩から天然塩に切り替えて現在は岩塩と天然塩のダブルで使っています。
岩塩もドイツアルプスで採れた白い岩塩(品名:アルペンザルツ)と
パキスタン(多分ヒマラヤ)で採れた淡いオレンジピンクの岩塩(ローズソルト、
品名:ヒマラヤの岩塩)の2種を使っています。
白い岩塩は既に細粒になっているのでそのまま使えますが、
ローズソルトは粗粒なので透明プラスチックのソルトミルに入れて、
使う時だけひいています。
ひいてしまえば普通の塩になりますが、
粗粒の時のロースソルトはとても可愛らしい色合いをしています。
続・華麗なるクリスタル一族 [天然石]
華麗なるクリスタル一族 [天然石]
今日は小休止ということで、さらりとクリスタルのお話をしたいと思います。
・・・といっても以前クリスタルについてがっつり(?)書いたので、
今日書く内容は去年、今年とお迎えしたクリスタル一族をご紹介したいと思います。
まずは去年お迎えした一族です。
こちらの2つは中津川市鉱物博物館で出会いました。
アメシストはブラジル産、ファントムクォーツはマダガスカル産なのですが、
アメシストは何となくセプタークォーツ(松茸水晶)っぽい雰囲気が可愛らしく、
ファントムクォーツはグリーンのファントムに惹かれました。
ファントムクォーツは成長途中の端面に気泡や他の微小結晶が集積し、
色合いがわずかに変化したものがファントムとして見られます。
私は今まで白いファントムのクォーツしか見たことが無かったのですが、
今回購入したものは綺麗なグリーン。
ファントムも白だったり赤褐色だったり、グリーンだったり・・と色々な色があるようです。
ちなみに赤褐色は様々な鉄酸化物、青色はリーベック閃石、
白色は気泡や水泡を含有していることが原因のようです。
ちなみにグリーンは緑泥石を含有していることが原因だそうですが、
購入したファントムクォーツは大変綺麗にファントムが出ているのでお気に入りです
実は手持ちには赤褐色のファントムが入ったクォーツ(チリウムクォーツ)があるのですが、
その石につきましてはまた後日書こうと思います。
(アメシストについてはこちらをご覧下さい^.^b)
そして、こちらは博物館のイベント”宝探し”で見つけたクォーツです。
土の中に隠されたクォーツを探すのですが、
なかなか大きなモノが見つからないんですよね。
約1時間で探さなければならず、さらに探した中から1つだけしか持ち帰れないので
主人と必死になって探しました(^^;)
でも、実際に天然石を採取しに行くのはなかなか難しいので、
こうしたお宝探しは採取しに行った気分になれて良かったですよ♪
・・・といっても以前クリスタルについてがっつり(?)書いたので、
今日書く内容は去年、今年とお迎えしたクリスタル一族をご紹介したいと思います。
まずは去年お迎えした一族です。
こちらの2つは中津川市鉱物博物館で出会いました。
アメシストはブラジル産、ファントムクォーツはマダガスカル産なのですが、
アメシストは何となくセプタークォーツ(松茸水晶)っぽい雰囲気が可愛らしく、
ファントムクォーツはグリーンのファントムに惹かれました。
ファントムクォーツは成長途中の端面に気泡や他の微小結晶が集積し、
色合いがわずかに変化したものがファントムとして見られます。
私は今まで白いファントムのクォーツしか見たことが無かったのですが、
今回購入したものは綺麗なグリーン。
ファントムも白だったり赤褐色だったり、グリーンだったり・・と色々な色があるようです。
ちなみに赤褐色は様々な鉄酸化物、青色はリーベック閃石、
白色は気泡や水泡を含有していることが原因のようです。
ちなみにグリーンは緑泥石を含有していることが原因だそうですが、
購入したファントムクォーツは大変綺麗にファントムが出ているのでお気に入りです
実は手持ちには赤褐色のファントムが入ったクォーツ(チリウムクォーツ)があるのですが、
その石につきましてはまた後日書こうと思います。
(アメシストについてはこちらをご覧下さい^.^b)
そして、こちらは博物館のイベント”宝探し”で見つけたクォーツです。
土の中に隠されたクォーツを探すのですが、
なかなか大きなモノが見つからないんですよね。
約1時間で探さなければならず、さらに探した中から1つだけしか持ち帰れないので
主人と必死になって探しました(^^;)
でも、実際に天然石を採取しに行くのはなかなか難しいので、
こうしたお宝探しは採取しに行った気分になれて良かったですよ♪
犬と海 [天然石]
鉱物の博物館や展示館は県外にしかないと思っていたのですが、
灯台下暗しで地元にもしっかりありました
ミュージアム鉱研 地球の宝石箱
という塩尻市にある施設なのですが、
ここがまた石が大好きな人にとってはよだれモノな場所です。
冬季休館していたこの施設が昨日オープンしたので出掛けたのですが、
そりゃもうたまりませんでしたわ。
閉館時間までずっと眺めていたい位でしたが、
他の用事もあったので後ろ髪を引かれつつ去りました・・・。
まだ中途半端な気候で館内は大きなストーブが焚かれていても寒かったので、
もう少し暖かくなって館内が快適になったら再度出掛けようと思います。
ちなみに、この施設は鉱研工業株式会社というボーリング機器などの製造や
掘削やボーリングなどを行っている会社が経営しているようです。
・・・結構大きな石やエベレスト山頂の石が展示されていたりとスケールが少々違うのは、
会社の業務内容からして相当なコネクションが国内や海外にあるのではないか・・・と
帰宅途中の車内で主人とスケールの小さい話をして盛り上がってしまいました(汗)
ところで、この展示館は原石や加工品の販売もしています。
種類が豊富でお手ごろな価格なので、これまたうれしい限りです。
結構国産の原石が沢山販売されていましたが、
私がこれを買わないわけがなく、思わずあれこれ購入してきました。
その中の1つに
オーシャンジャスパー
があるのですが、今日はジャスパーのお話をしたいと思います。
灯台下暗しで地元にもしっかりありました
ミュージアム鉱研 地球の宝石箱
という塩尻市にある施設なのですが、
ここがまた石が大好きな人にとってはよだれモノな場所です。
冬季休館していたこの施設が昨日オープンしたので出掛けたのですが、
そりゃもうたまりませんでしたわ。
閉館時間までずっと眺めていたい位でしたが、
他の用事もあったので後ろ髪を引かれつつ去りました・・・。
まだ中途半端な気候で館内は大きなストーブが焚かれていても寒かったので、
もう少し暖かくなって館内が快適になったら再度出掛けようと思います。
ちなみに、この施設は鉱研工業株式会社というボーリング機器などの製造や
掘削やボーリングなどを行っている会社が経営しているようです。
・・・結構大きな石やエベレスト山頂の石が展示されていたりとスケールが少々違うのは、
会社の業務内容からして相当なコネクションが国内や海外にあるのではないか・・・と
帰宅途中の車内で主人とスケールの小さい話をして盛り上がってしまいました(汗)
ところで、この展示館は原石や加工品の販売もしています。
種類が豊富でお手ごろな価格なので、これまたうれしい限りです。
結構国産の原石が沢山販売されていましたが、
私がこれを買わないわけがなく、思わずあれこれ購入してきました。
その中の1つに
オーシャンジャスパー
があるのですが、今日はジャスパーのお話をしたいと思います。