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オレンジのマリモ [天然石]

 この石を見た瞬間”可愛い~[黒ハート]”と思いました。
様々な結晶形態があるのですが、
どうも私はいが栗のようなマリモのような丸い形の結晶が特に好きなようです。
・・・といっても全ての鉱物がこのような丸い形ではないのですが・・・。

 今日は私が勝手に”オレンジのマリモ”と呼んでいる石、

クリーダイト(Creedite:クリード石)

についてのお話です。

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 我が家のクリーダイトは発泡スチロールの様な素材の台に
しっかり接着されているので取ることが出来ません。
こうした丸い形態の結晶は転がりやすいので仕方ないのでしょうが、
出来れば接着されていない方が良かったな・・・と。
だって、接着部分の結晶も見てみたいじゃないですか。
(でも、無理して取ろうとすれば欠けてしまいそうなのでそのまま眺めています。) 

 このクリーダイトは1916年に発表された比較的新しい鉱物だそうです。
アメリカ・コロラド州のクリード・クアドラングルで最初に発見され、
地名を取って名前が付けられました。
比較的金山から産出されやすいので、
金を探している人の目印とされる場合があるそうです。

 さて、この石の化学組成は

CaAl(F,OH)10(SO)・2H

岩塩やフローライトと同じハロゲン化鉱物の仲間です。
(多分3つのハロゲン化鉱物の中でも複ハロゲン化鉱物ではないかと・・・・)
色々みるとハロゲン化鉱物の仲間は硬度が低いもので1、
高くても4とあまり硬くないようです。
ちなみに、クリーダイトは硬度は3.5~4とやはり決して硬くありません。
ですから、取り扱う際には注意した方が良いですね。

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 ところで、我が家のクリーダイトはオレンジ色をしています。
この石は無色や白、ピンクや赤紫など様々な色があるようですが、
オレンジ色が一般的な色調のようです。
そのような中で、薄紫のようなスミレ色の結晶は珍しくて人気があるそうです。
 
 また、この石はカットされた物が非常に少ないようです。
硬度を見ればカットするのはかなり難しいという事が想像できますが、
最近はカットされたフローライトなども登場していますし、
何時の日か私たちの前にカットされたクリーダイトが登場するのでは・・・
と淡い期待を持っています。
 
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