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コバルトカルサイトとドロマイト [天然石]

 今日は

コバルトカルサイト
(Cobaltian Calcite:含コバルト方解石)



ドロマイト(Dolomite:苦灰石)

のお話です。

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コバルトカルサイトはカルシウムを含むコバルト炭酸塩で構成され、
化学組成はCaO
ドロマイトはカルシウムとマグネシウムの炭酸塩鉱物で
化学組成はCaMg(COとなっています。
 
 双方炭酸塩鉱物の仲間であり、地殻中に存在する大部分を占めているものです。
ただ、コバルトカルサイトについてはカルサイトではあるものの
菱コバルト鉱とカルサイトの中間に位置する鉱物で、
なかなか見ることが出来ない鉱物の一つだとか・・・。

 私が購入したものはコンゴ民主共和国・カタンガ州産
(Kolwezi,Katanga,Democratic Republic of the Congo)
なのですが、モロッコ産もネット上で良く見かけます。
ただ、話によるとコンゴ産は

コバルトドロマイト(含コバルト苦灰石)

の方が圧倒的に多いということなので、
もしかしたら我が家の石もコバルトドロマイトなのかもしれません。
実際のところ、菱コバルト鉱、コバルトカルサイト、コバルトドロマイトと
ぱっと見た目ではなかなか判断しにくいようですが・・・。

 成分分析の結果マグネシウムがカルシウムを上回った場合は
その石はコバルトドロマイトだそうですが、一体我が家の石は・・・・??
ただ、一般的な傾向としてコバルトドロマイトはコバルトカルサイトよりも色が濃く
結晶サイズは小さめ、晶脈状に産するようですので、
もしかしたら我が家の石はコバルトドロマイトなのかもしれません・・・・(汗)
・・・何気に調べながら書いていたらとんでもない事に気が付いてしまいました・・・

 ・・・そのような事で画像で菱コバルト鉱、コバルトカルサイト、
我が家のコバルトカルサイト/ドロマイトを見比べてみました。
たまたま見たものが大変綺麗な結晶だったせいかどれも見分けがつきました。
ただ、説明と画像があって見比べられるので”そうなのか”と納得できますが、
実際に品物だけを見た時は分からないでしょうね・・・・orz

 もし、今後混同しやすい3種を手にすることができましたら、
比較の意味でもアップしたいと思っています。

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