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ピンクスミソナイト [天然石]

 書いていくうちにある意味”やぶへび”状態になり
自分でもびっくりした昨日のブログですが、
調べていくと知らなかった事がどんどん見えてくるので有難いの反面、
驚愕の事実を知ってしまって凹んだり怒ったりと一喜一憂する事が多い事多い事・・・・。

 一喜一憂するなどという事は私だけ?と思いつつも、
いつも思う事は販売される方も卸業者の言う事を鵜呑みにせず
しっかり調べてきちんとした情報を開示して欲しい・・・と言う事です。
・・・費用的には大変かもしれませんが・・・。

 自分で調べられればこれほど良い事は無いのですが、
そうした方って本当に一握りだと思います。
大体の方がお店のお話を信じて購入するしか無い場合が多いですし。
・・・しかし、こうした事が日常茶飯事な感が否めずに少々凹みます・・・。
でも、石の購入=授業と思ってめげずに行きたいと思います。

 ちょっと違う事で凹んでいる(加えて呆れている+怒っている)ので、
ついつい熱く語ってしまいました・・・・。
違う事については、空き瓶にでも”王様の耳はロバの耳”よろしく吐き出して
しっかり栓をしておこうと思います(笑)←こう言えるだけまだ良いのかも・・・
 さて、前置きが長くなりましたが今日は

スミソナイト(Smithonite:菱亜鉛鉱)

のお話です。

 私の中ではスミソナイトと言うと綺麗な水色の石が頭に浮かぶのですが、
なぜか手持ちはピンクスミソナイト(^^;ゞ
ルースやジュエリーを購入するに当たっても、
いわゆる5大宝石よりもいわゆるレアと呼ばれているものからお迎えしているので
(実際はお店がレアと言っている物をお迎えしているだけで本当のところは分かりませんが・・・^^;)
こうした変化球(?)は自分らしいかな・・・と(苦笑)

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 さて、このスミソナイトは亜鉛の炭酸塩鉱物で、化学組成はZnCO
白色、青色、緑色、黄色、褐色、ピンク、無色などの色調を呈し、
ぶどう状塊や鍾乳状の集合体、または”骨皮石”(ドライボーン)と呼ばれる
多孔質の集合体として産出されます。
ちなみに、我が家のピンクスミソナイトはコバルトに起因してピンク色を呈しています。

 殆どの亜鉛鉱床の酸化帯や、それと隣接する炭酸塩質岩石の中に
ごく普通に産出される鉱物で別名ボナマイトとも呼ばれています。
・・・ちなみに、似たような石にヘミモルファイト(異極鉱)がありますが、
この鉱物も亜鉛鉱床の酸化帯で二次鉱物として産出されます。

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 ヘミモルファイトとスミソナイトは時として一緒になり
炭酸亜鉛鉱という石にもなるようです。一体どのような石なのか興味深いところです。
これらの3つの石(ヘミモルファイト、スミソナイト、炭酸亜鉛鉱)の関係を整理したのが、
スミソニアン博物館(研究所)の創始者、イギリスの科学者ジェームズ・スミソンです。
スミソナイトという英名も、彼の名前に因んで命名されました。

 さて、本題のスミソナイトは硬度は4.3~4.5とあまり硬くありません。
でも、厚みが十分にあり綺麗なものはカボションカットなどに研磨されます。
時々艶やかでみずみずしい印象のカボションカットを見かける事がありますが、
まるでグミの様な雰囲気に思わず”美味しそう・・・”と思ってしまうのでした^^;

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optimist

スミソナイト、普通のブルーの物は持っていますが、ピンクも素敵ですね。
by optimist (2008-07-10 23:02) 

小夜

optimistさん、有難うございます。
普通はスミソナイトと言うとやっぱりブルーの物が思い出されますよね^^;ゞ
ついつい、優しいピンクにくらっときて思わずお迎えしてしまいました。

by 小夜 (2008-07-10 23:34) 

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