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宝石の品質の見分け方教室・サファイア編 2 [雑記]

 宝石の品質の見分け方の教室では
宝石の良し悪しを見定めて価値を知る為に

鑑別の眼審美の眼

を養います。
・・・といっても、3時間という短時間で学ぶのですから
JBSのような本格的な学校とは違いじっくり深く学ぶという訳にはいきませんが、
実際のルースを使いながら学んでいるとちょっと眼力が養われたかも・・・です。
よく”数をこなす”とか”いくつも見る”とか言う話を聞きますが、
本当にその通りだと実感させられました。

 また、毎日手に取って見るということも大切だと聞きますが、
いずれにしても自宅では難しい事ですので、
信頼できるリアルショップに足しげく通って見させてもらうと良いかもしれません。
・・・でも、なかなかそういう訳にもいかないんですよね^^;ゞ
 さて、鑑別の眼と審美の眼ですが、
鑑別の眼には

 宝石種・原産地・処理の有無

があります。
つまり、1つのある石を見た時に

何処産の何という宝石で、天然なのか処理石なのか?
その宝石は本物なのか合成か類似石なのか?
処理をされているなら加熱処理なのか新加熱処理なのか?

という事なのですが、
この点に関しては眼力である程度は特定できても、
詳しく確実に調べるとなるとそれなりの機材や
専門の機関に依頼をして鑑別して貰う必要があります。

・・・やっぱり鑑別書は判断材料として大変大事なものだと実感しました。
これがあるかないかで1つの石に対する見方が違ってきますし・・・。
いくらお店の人が力説しても、本当かどうか?という事は定かではないですよね。
しっかりした機関で発行してもらった鑑別書なら一目瞭然ですし、
そう思うと鑑別書は人間でいう戸籍謄本(公的書類)みたいなものですよね。

 一方、審美の眼は

美しさ・色の濃淡・欠点・サイズ

があり、

透明度が高く、カットがきれいで、純色か?
サイズはどれくらいか?

という事なのですが、
これらはいわゆるルースのスケールで手持ちの石を比べ
どのレベルの色調でどの程度の輝きがあるのかを見たり、
顕微鏡やルーペ等で傷や色ムラ、インクルージョンがあるかを見たり、
サイズ(大小)を見ます。

 これらの内容を総合して1つの石に対して評価(価値)が決まってきます。
この事はルビーやエメラルドなど他の宝石にも言えることですが、
しっかりした眼を持っていないと、
本来なら安いのに高く購入したり・・・という事もあり得るのです。

 普段リアルショップに行くと、陳列されている様々な意思を見るだけで舞い上がり、
本当に良いものなのか?という判断力が鈍りがちなのですが、
少しでも学ぶと冷静に見ることができるのではないかと思います。
また、上記の事を踏まえて石の良し悪しをしっかり言えるスタッフがいるお店こそ
安心して購入できるお店なのだと思います。

 自分が購入するにあたっての判断材料でもあり、
良いお店か否かの判断材料にもなる内容だ・・・と受講して感じました。

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